税務調査は怖くない

税務調査を怖いと思っていませんか。税務調査は健康診断と同じです。普通にしていれば恐れることはありません。税金相談、税務調査の対応などを ご希望の方は wonozeimu@gmail.com までお気軽にご連絡ください。

税務調査

税務調査と税務訴訟では、課税庁の主張がちがう?

とある、研修会での裁判例の研究で驚くことがありました。 (公開されていない判決文なので、内容、金額は若干ぼかしています。) 争点としては、過大の役員報酬なのですが、税務調査とその訴訟での課税庁側の適正な役員報酬額に大きな差がでてしました。 実…

推計課税とは (横浜地裁平成18年1月18日判決の一部)

税務調査で問題を指摘され、課税される金額を確定させる方法として、 ・直接的な根拠資料からその根拠資料に基づいて実際の金額を算定する方法 ・直接的な根拠資料がなく、いくつかの間接的な証拠に基づいて実際の金額とは違うがおおよその金額を推定して算…

反面調査とは (横浜地裁平成18年1月18日判決の一部)

税務調査は、調査される納税者だけ調査するわけではありません。 税務職員が、調査される納税者の取引銀行や取引先に訪問して、調査される納税者から入手した資料等が正しいかどうかを確かめることを行うこともあります。 これを反面調査と言います。 反面調…

「偽りその他不正の行為」がなくても法人税の税務調査は10年

国税通則法第70条第2項において、 「法人税に係る純損失等の金額で当該課税期間において生じたものを増加させ、若しくは減少させる更正又は当該金額があるものとする更正は、前項の規定にかかわらず、同項第一号に定める期限から十年を経過する日まで、す…

税務調査できる期間はいつまでか

法人税、贈与税を除いて、国税通則法第70条で5年となっています(なお、法人税は10年、贈与税は6年)。 ただし、国税通則法第70条第5項において、「偽りその他不正の行為」があった場合には、2年延びることになっています。 重加算で税務否認され…

延滞税は通常であれば1年分のみ

税務調査の終了段階で、税務職員から 「修正申告をお願いします。」 と言われるときに合わせて 「更正決定の場合、時間がかかるので延滞税が余計にかかりますよ」 と言われることがあります。 国税通則法第60条第1項及び第2項には 「納税者は、次の各号…

税務調査では、修正申告をした方がいいのか、更正決定を受けた方がいいのか

税務調査の終了段階で、税務職員から 「修正申告をお願いします。」 と言われたり、税理士から 「修正申告をしましょう。」 と言われたりすることがあります。 税務調査の時に、修正申告をしたほういいのでしょうか、それとも税務署から更正決定を受けた方が…

税務調査は拒否できるのか (最高裁昭和48年7月10日判決の一部)

よく税理士の方が 「税務調査は、任意調査であるから拒否しても構わない。」 と説明することがよくあります。 国税通則法第74条の2には 「国税庁、国税局若しくは税務署(以下「国税庁等」という。)又は税関の当該職員(税関の当該職員にあつては、消費…